埼玉県さいたま市の税理士法人さくら税務は「さくら相談グループ」の中核として何年も連続で300件以上ものお客様を増やしている税理士法人。既存の税理士のイメージを打ち破る中小企業の業務支援型会計事務所として経営を拡大している所長税理士の井上一生氏は、ユニークかつスピーディな経営手腕は経営者はもちろん、全国の税理士からも注目を集めています。
実は、これは幻冬舎の社長だった見城徹さんの創業の言葉です。見城さんは『常識の範囲で闘っていたら、「アイツはよくやっている」と言われる程度なわけで、「アイツは常識が通じない、メチャクチャだ」とひんしゅくを買って初めて何かを、「アイツはやった」ということになる。最後に死ぬときに「ああいい人生だったな」と思えるかどうかしか真の勝負はない。人生はその死ぬ瞬間まですべてはプロセスだし、人が想いを込めて努力したことはいつか必ず報われるはずだ。』と言っていました。この言葉には、私は創業期に大変勇気づけられました。そしてひんしゅく買うくらいめちゃくちゃやっていましたね(笑)。一橋大の関教授の言によれば、世の中を変革できる人は、「若者、ばか者、よそ者」だそうです。さしずめ、私は「ばか者」の代表ですね(爆笑)。
いくつかありますが、ただひとつといえば、佐藤一斉が「言志四録」で語っている言葉で「一灯を提げて暗夜を行く、 暗夜を憂うる勿れ、只一灯 を頼め。」ですね。
私は「一つの灯火(ちょうちん)を提げて、真っ暗な夜道を行く(人生を生きていく)先が全く見えないことを嘆くことはない。ただ、自らが掲げる灯火(志)を信じて生きていくのだ。」と解釈しています。
この言志四録を西郷隆盛は、島流しになっている時に読み、自分自身で選り抜き集を編み出し一生読んで人生の指針としました。よってこの本の珠玉の言葉は、明治維新の原動力になったと言えます。
サイゼリヤ(東証一部)の正垣会長です。正垣さんには、150年間の資本主義で経営の成功法則をまとめたペガサス理論をお教えいただいた。ペガサス理論は、昨年亡くなった渥美俊一先生が纏めたものです。この理論が、イトーヨーカドーの伊藤さん、日本マクドナルドの藤田さん、サイゼリヤの正垣さん、ニトリの似鳥さん、ユニクロの柳井さん等々数え切れないくらいの大経営者を育てた。今の日本人の豊かな消費生活を実現したと言っていいくらい大きなものです。渥美先生が亡くなった今、この理論を中小零細企業にわかりやすく指導できる方は、井崎貴富先生しかいません。今の私の経営は、ペガサス理論が大きな土台です。この理論を創業期に知った幸運を感謝しています。この理論を正垣さんにお教えいただいた。正垣さんには恩返しできないから、次世代に継承する。そのために、井崎先生の革真塾を世間に紹介しています。私の長男を、渥美先生と同じ東大法学部に進ませましたが、当然この理論を学ばせています。井崎先生の東京革真塾には、他にも現役の東大生が勉強に来ています。皆、面白いと言っています。つまり、息子も含めて公私ともに最も影響を受けている方が、井崎先生という事になりますね(笑)。
金よりも大切なものを、本当に心から望めるようになることだと思います。
感性論哲学の吉村思風先生の言葉ですが、『人間において生きるとは、「何の為にこの命を使うか」、「この命をどう生かすか」ということである。命を生かすとは、何かに命をかけるということである。だから、生きるとは、命をかけるということだ。命の最高の喜びは、命をかけても惜しく無い程の対象と出会うことにある。その時こそ、命は最も充実した生の喜びを味わい、激しくも、美しく燃え上がるのである。君は、何に命をかけるか。君は、何の為になら死ぬことが出来るか。この問いに答えることが、生きるということであり、この問いに答えることが、人生である。』これにつきるのではないかと思います。
一生をどのような仕事で食うか?パンの道をしっかりと考える時間。それが学生時代かもしれません。仕事に貴賤はないと言いますが、でも実際は、多くの人に役立つ仕事と、少しの人にしか役立てない仕事と有ります。どうせなら、多くの人に役立つ仕事を選んで欲しい。衣食住に困ることのない、自由に学べる環境を頂けた私たちの有難さ。でも、これは、日本人の先人の誰かが、その環境を得るために必死で日本を世界の中で豊かな国にしてくれた。その環境をくれた親に対しても同じです。その恩恵に私たちは、生かされているのです。得たモノを、先人には返せない。だから周りに返す。次世代に返す。それが出来るからこそ「人間」なのです。そんなことが出来る自分をどのように切り拓いていくのか?学生時代はその事についてじっくり考えることの出来る唯一の「時」ではないかと思います。
「親に返さなくても良いから、社会に恩返しできる人材に成れ!」これは、私が我が家の子供たちに言い続けている言葉です。
技術革新一発でひっくり返る仕事ではなく、ローテクでも社会の皆さんにとってなくてはならないものを探すことですね。一定の人から、真によろこんでもらうビジネスモデルを構築することが必要だと思います。今、一般に広がる仕事は、江戸後期には、皆出来あがっていました。宅配便は飛脚、タクシーはカゴ屋ですね。人材派遣は口入屋でしょう。他にも蕎麦屋、寿司屋、居酒屋。ビッグビジネスのヒントは、実は江戸時代にはあったいわゆる「ローテク」ビジネスなんですね。
会計事務所という単一機能を充足する「業種」でなく、真に中小企業が成長ために役立ついわゆる「ワンストップサービス」の「業態」を作って、ビジネスモデルに育てて、全国に広めます。これは、私の天命であり天職ですね。
人には、二通りの分類しかない。
人が引いた線路の上しか走れない人間と
もう一つは、理想の地にたどり着く約束もなく無謀にも荒野に線路を引く人間。
二つめの人は、人の数倍働き、人の数倍苦労することになっている。
君はどちらのいき方を選ぶか?
そこで君の人生の真価がきまる。
井上から今まで私の雑言を読んでくださった皆様へお礼
経営は、辛い辛いことが何度もありますね。今の経済状況は、私たち経営者には、決して生易しいモノではありません。きっとこれからもっともっと厳しくなるでしょう。よろしければ、皆さんの心のホンの片隅に私、井上を置いといてください。困ったとき、本当に困ったとき、私に連絡してください。私は、皆さん一人一人の応援団長です。まさにそれが私の天職です。
ありがとうございました。皆様の健闘を御祈念いたします。
●事務所
税理士法人さくら税務
●所長
井上一生
●所属
関東信越税理士会 浦和支部
●所在地
埼玉県さいたま市南区別所5-15-2
●電話
048-837-1510
●URL