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税理士法人新日本 佐藤大祐税理士事務所 佐藤大祐氏

佐藤大祐氏 税理士法人新日本 佐藤大祐税理士事務所

税理士法人新日本 佐藤大祐税理士事務所のある、愛知県岡崎市は、愛知県の旧三河国のほぼ中央に位置し、豊田市とともに西三河を代表する都市である。岡崎市は徳川家康の生誕地としても有名で、江戸時代から城下町、東海道の宿場町として栄え、歴史的に西三河地方の中心都市として機能してきた。この古来由緒ある岡崎市に、事務所を構える佐藤大祐氏は、事務所指針である「顧客主義・社長主義・現場主義」という方針が支持され、多くの経営者からの信頼が厚い税理士です。

事務所を創られたきっかけは何でしょうか?

私はもともと、税理士になることはまったく念頭になくて、大学卒業後はメーカーに就職しました。大学で法律をかじったので法務部を希望したところ、残念ながら(?)経理部に配属されてしまったのですが、これが意外と性に合っていたようで、仕事はたいへんでしたが楽しんで取り組みました。連結決算を組むために、公認会計士の先生と連日深夜まで残業、徹夜をしたこともあり、風呂も入らずひげ面のまま、社長に数字を報告したのですが、今となってはよい思い出ですね。
この連結決算を担当した際、本社はもとより、関連会社の経理のお手伝いもしていたのですが、関連会社の方にことのほか感謝していただきました。自分のやったことが、直接誰かの役に立つことに感動しまして、「経理のお手伝い」がそのまま職業になる「税理士」に興味を抱くようになりました。この感動が「きっかけ」ですね。
税理士になろうと思い立ってから、実際になるまでに約10年かかったのですが、この10年の間には多くの方にご指導いただき、また暖かい励ましをいただきました。よいことばかりではなく、つらいこともたくさんありましたが、あの感動のおかげでがんばり通すことができたように思います。

サラリーマンをしていた経験は、税理士になってメリットがありましたか?

税理士ということで、どうしても上から目線で「センセイ」だと威張ってしまうおそれが私にはあるのですが、いまのところはサラリーマン経験がそれを防いでくれていますね。また、サラリーマン経験ということでいいますと、予算やマンパワーには限界があることを痛感してきましたので、理想的ではあっても実現不可能な場合には、それにはこだわらず、法令の範囲内で現実的なご提案をするように心がけております。

経営者として成功している人はどんな人でしょうか?

前向きで将来の夢や目標を持っている人です。その夢や目標の実現のために今何をすべきか考える、何をすべきか何をすべきでないか決断する。こういう社長が成功されているように感じます。

経営者が読んでおきたい本を1冊推薦してください

司馬遼太郎『項羽と劉邦』を挙げておきます。古代中国で、天下を争ったこの二人を中心に、二人にかかわるさまざまな人物を描いた小説です。性格がまったく違う両者なのですが、天下を取ったのはどちらか・・・?リーダーに必要なのは、腕力か、人望か、天才か、はたまた、メシを食わせる能力か。いろいろと経営の参考になると思います。わたしはもう3回ほど読んでおります。こんな話をしていたら、また読みたくなってきました(笑)。

経営者が今後考えて欲しい事は何かありますか?

今、厳しい経営環境がつづいておりますが、景気の回復や政治の成功を前提にしないで、現在の状態が「常態」であると考えて戦略を立てて取り組まれた方がよいと思っています。あせらずにじっくりと成長を楽しみ、それを継続し、社会にとって存在価値がある会社に育てていただきたいと思います。

座右の銘は何かありますか?

「百術不如一清」(もしくは百術不如一誠)です。ひゃくじゅついっせいにしかず、と読みます。様々な解釈があるようですが、わたしは、百の術策も一つの誠意には及ばない、あるいは、小細工をあれこれやっても、魂の清らかな人にはかなわない、という意味で理解しております。吉田松陰が、師匠であり叔父でもある玉木文之進から教わった言葉だそうです。

起業家やベンチャー経営者など若手経営者へのアドバイスや期待されていることは何でしょうか?

『貞観政要』という中国の書物に「創業と守成」という話が出てきます。新しく事業を興すことは易しいが、それを守り維持していくことは難しいという意味です。若手の経営者には、少し成功してもそこで慢心せず、また、奇をてらわず、王道を歩んで欲しいですね。「急がば回れ」のことわざどおり、それが結局のところ長い目で見れば近道ではないかと考えております。

先生ご自身はどんな夢をお持ちですか?

日本を元気にすることに、いくばくかの貢献がしたいですね。あと、あの世にいくときに後悔のないようにしたいです(笑)。

●事務所

税理士法人新日本 佐藤大祐税理士事務所

●所長

佐藤大祐

●所属

名古屋税理士会昭和支部

●所在地

愛知県岡崎市森越町字城屋敷10番地2

●電話

0564-33-3033

●URL

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